・仁徳天皇の御代、額田大中彦皇子に氷を献上したと伝える稲置大山主神を氷室大神として祀る西賀茂氷室町にある氷室神社。モノ寂びた拝殿は京都府登録文化財に指定され、東福門院の寄進という。
・本阿弥光悦が拓いた鷹ヶ峰にある光悦寺。元和元年(1615)、徳川家康から京都の西北鷹ヶ峰に広大な土地を与えられた光悦は、亡くなるまでの二十年間、鷹ヶ峰の地で創作三昧の日々を送った。
・光悦寺の北側正面に位置する岩戸妙見宮。平安京の北方鎮護として祀られたと伝えられ、本殿は古墳状の石室造りという特異なもので、内陣には頭上に北斗七星をいただいた六尺余の石像立像が鎮座している。また、境内には北斗七星を象った神紋が散見できる。
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