紀伊国一宮-日前國懸神社



古代より、紀伊国造家が連綿と神職を努める。

 

日前神社と國懸神社の両社で日前國懸神社となる。その神職家は紀伊国造として知られ、いまもその子孫にあたる紀氏が神主を務めていらっしゃる。境内の森は古い、が、さして広くはない。その森のなかに古い祠が点々、しかし整然とたたずんでいるのが印象深い。とはいえ、それらは朽ちはてて土台だけになったものも多い。それを見て神々の祀るられ方の寂しさを感じたのは発信者だけだろうか。

 

日前國懸神社の神紋は「熨斗」とされる。しかし、神社の本殿の幕には「菊」紋が据えられれていた。「熨斗」紋は どこに?と探すと、社務所の瓦にその紋を見つけることができた。