行列は総勢2000余名、明治維新から平安時代へと遡る順番となっている。
戦国時代好きには織田信長の上洛列は必見だ。秀吉を先頭に続く武将たちの鎧や幟、馬印は
往時を再現したもので、それぞれの武将が用いた家紋もシッカリと据えられていた。残念だったのは、当時、
信長軍団の最有力武将であった明智光秀の姿がなかったことで、仕方のないこととはいえ寂しいというしかなかった。
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●パレード先頭の彩り ●羽柴秀吉 ●丹羽長秀 ●信長の大幟の木瓜と挙羽蝶紋 ●織田信長
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●信長の具足櫃の木瓜紋 ●滝川一益 ●一益の馬印の竪木瓜紋 ●柴田勝家 ●楠公の菊水紋旗指
それぞれの衣装を見ていくと、日本独特の色合で染め上げられ、捺された文様は
のちに家紋となるものばかりだ。
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●平安神宮の橘紋 ●巴紋 ●ちぎり紋 ●寓生紋 ●遠雁紋
時代祭の行列は京都御所を正午に出発し、平安神宮の応天門に到着するのは14時30分ごろという長丁場である。
行列に参加している人たちはともかく、そのすべてを見ようとすれば相当の根性と体力がいる。しかし、京都市内を
歩く行列は背景、陽射などでさまざまな表情を見せ、決して飽きることはない。そして、すべてをジックリ見終わると、
知らず歴史の知識もついていることに気づかされる。時代祭は、学生時代に好きではなかったという人の多い日本史を
楽しく学べる祭りでもある。
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●波の丸紋 ●鷹羽紋 ●巴御前紋は巴紋、従者は目結紋 ●紀貫之の女の割菱紋 ●清少納言の唐花紋
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