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瓢(hisago)紋

 ひさごというよりヒョウタンといったほうが分かりやすい。このヒョウタンの花が夕顔ということを知っている人は少ない。もっと言えば、カンピョウのこと。カンピョウを人が奇形化したのが「ヒョウタン」なのだ。この紋は神社でも用いられ、社家でも使用している。飛騨一宮神社「水無神社」もこの瓢紋を使っている。また、瓢箪という苗字もある。(丸に瓢)

【主な使用家】

 この紋は神社でも用い、社家でも用いる。飛騨一の宮の「水無神社」の神紋が「瓢」である。美濃国不破郡にある伊吹山、この山に住む神は風神としてまつられた。その神に仕える人たちが伊福氏で一族が伊福部氏、のちに福部とも略称した。この福部を瓢に書くうちにヒサゴと転称したという。
 その他瓢に関する苗字では、ヒサゴ=久後、瓢、瓢子。フクベ=福辺、福部、腹部、複部。瓢箪という苗字もある。瓢は久児で、久しく生きる子で、長寿をシンボライズしためでたい苗字といえそうだ。(丸に瓢)


三つ寄せ瓢

丸に三つ盛瓢

並び瓢

四つ瓢

一つ瓢箪の丸

割体い瓢箪

抱きさかさ瓢箪

三つ追い瓢箪



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