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タイトル


茗荷紋

 茗荷は、物忘れの妙薬といわれる。茗荷紋が多くのひとに好かれたのは、その昔、ミョーガが冥加に通じ、神仏の加護を受けることに通じると思われたからだという。さらに、最澄や円仁が請来した異国の神「摩陀羅神」のシンボルが茗荷だといわれる。神社や寺でこの神をまつっているところは多く、ご利益のある神印として多くのひとが用いたようだ。 (丸に抱き茗荷)

【主な使用家】

 茗荷紋は信仰に由来することが多い。「見聞諸家紋」でみられのは、室町幕臣二宮安芸入道があり、徳川時代には志摩鳥羽・近江の稲垣氏ほかが使用していた。
 清和源氏では義家流の小沢氏、桓武平氏では良文流の中根氏、藤原氏流では堀氏、国領氏など。 

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