沢瀉(omodaka)紋
オモダカは、池や沢などに自生する水草で。愛らしい花が咲く。その昔、この植物を「勝ち草」といって、
戦いに勝つことにかけていたという。葉の形が矢ジリに似ている、また、沢瀉威の鎧ということばもあって、「攻めても、守ってもよい」ということから勝ち草とよんだという。毛利氏も副紋にこの「沢瀉紋」を使用している。
(立ち沢瀉)
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【主な使用家】
戦国武将では、豊臣秀次、福島正則、毛利元就が用いた。大名では土井、奥平、堀、木下、酒井の諸氏が使用した。ことに木下氏は豊臣氏を受け継ぐ血統で「沢瀉紋」を代表紋としていた。
この紋をもっとも広めたのは水野氏だろう。水野氏は清和源氏の後胤で尾張に住み、小川氏といった。その後領地が変わって水野氏を称したが、ずっと沢瀉紋を用いている。小川も水野も水草に縁のある苗字ではある。
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雪輪に立ち沢瀉 |
向こう花沢瀉 |
達磨沢瀉 |
石持ち地抜き立ち沢瀉 |
子持ち抱き沢瀉 |
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