竹笹紋
竹は百年に一度、花を咲かせると、枯れてゆくという。じつに不思議な植物だ。また松・竹・梅とめでたいものの代表
におかれている。竹は根強く、繁殖力も強く、風雪寒暖にも強い。その強さが好まれて、家紋として採用されたようだ
。竹の字を苗字にもつ美濃の竹中氏が「九牧笹」、仙台の伊達氏が「竹に雀」という変わった紋を使用している。
(九枚笹)
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【主な使用家】
竹笹紋は、竹の幹をデザインした「竹紋」、笹の葉を中心とした「笹紋」、細い幹をもった「根笹紋」、笠・雀・雪などの「付属物をもった紋」などに分類できる。
竹紋では、清和源氏の牛窪氏、桓武平氏の小幡氏。笹紋では清和源氏の屋代氏が「九枚笹」、高林氏が「十五枚笹」を使用。根笹紋では、仁木、山名、石川、森、山下の諸氏が使用している。付属物のある紋では、「竹に笹」の高橋氏、「竹に雀」の上杉氏、伊達氏がある。「竹に雀」は、公家の勧修寺家とその一門が用いている。
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五枚笹 |
変わり根笹 |
丸に九枚笹 |
糸輪に三つ寄せ笹 |
三つ追い五枚笹 |
笹 車 |
五枚笹の丸 |
六角九枚笹 |
切り竹 |
竹に対い雀 |
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人には誰でも名字があり、家には家紋が伝えられています。
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