南北朝期から室町、戦国時代にかけて。
ここでいう源氏系とは清和源氏を中心として村上源氏・宇多源氏・瑳峨源氏などを、
平氏系とは桓武平氏を、藤氏系はもちろん藤原氏をさしている。諸氏は大江氏・安倍氏・坂上氏など古代豪族系の
ものをさした。
地域的にみると源氏系は、その発生が比較的新しいだけに近畿・中部地方を中心に分布していることがみてとれる。
平氏系は関東地方を中心として東北地方に、藤氏系は古い氏族だけに全国に多く分布しているようだ。
諸氏系も全国的にみられ、なかでも東北・九州など中央から離れた地域に多く存在するのが特徴だ。
もっとも、源氏系・平氏系・藤氏系とはいえ、古くからの豪族であったものが本来の家譜を
時代にときめいた源氏系・平氏系・藤氏系に仮冒した例も見逃せないところだ。
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●各武将の家紋は、代表的なもののみを紹介しています。●系図は、尊卑分脈を基本として、系図綜覧・古代豪族系図集覧・戦国大名系譜人名事典・歴史読本-戦国大名系譜総覧・日本史小百科-家系、その他出版物のものを参考にしています。
[家伝資料:前記に同じ]
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応仁の乱当時の守護大名から国人層に至るまでの諸家の家紋
二百六十ほどが記録された武家家紋の研究には欠かせない史料…
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戦場を疾駆する戦国武将の旗印には、家の紋が据えられていた。
その紋には、どのような由来があったのだろうか…!?。
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